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第五回 株式会社エイチーム エンターテインメント事業本部 マーケティンググループ マネージャー 柴田 健介氏 「殊に爽涼」の巻

 

おさらい~プロローグ~

ここでは、マーケのケン子さんこと新人マーケター見学が、生意気なゲームマーケターだった元彼を見返すべく、 スマホゲームの著名なマーケターから普段聞けない仕事の哲学や技を伺いマーケ の知見を増やしつつ一人前のマーケタ ーへと爆速で成長していく物語である。

↓プロローグを漫画で読む
https://cropro.jp/doc/news/index? id=28

↓第四回 Happy Elements株式会社 プロデューサー/マーケティングディレクター 松田 晃佑氏 「独立不撓の才能」の巻
https://cropro.jp/doc/news/index? id=40

 

第五回

株式会社エイチーム エンターテインメント事業本部
マーケティンググループ マネージャー
柴田 健介氏

 

「殊に爽涼」の巻


 

マーケのケン子さんが今回得た心得

一か条 「事業センスを磨く!」

二か条 「ワンランク上を意識する!」

三か条 「ブレずに冷静な判断をする!」

 


マーケのケン子さん第五回目は地上70mの日本一高い場所にあるスタバをはじめ、日本一が多い街名古屋から

株式会社エイチーム エンターテインメント事業本部 マーケティンググループ マネージャー 柴田 健介氏のもとに舞い降りました。 今回も、マーケの新人としての心得全三か条をインタビューしてきましたよ!


 

 一か条 「事業センスを磨く!」


見学(以下、ケン子) 本日は宜しくお願いいたします。

 

柴田氏 よろしくお願いいたします。

 

ケン子 早速ですが柴田さんがエイチームに入るまでの経歴を教えてください。

 

柴田氏 僕はエイチームに新卒で入りました。今入社8年目です。
元々映像やCMに興味があり、芸術系の大学に進学して映像を作っていました。
学校に行きながら広告の制作会社でアルバイトをしていたのですが、映像を仕事にするか迷い、音楽も好きだったこともあり卒業後に2年間音楽ビジネスに関する専門学校に行きました。

 

ケン子 音楽ビジネスの専門学校ですか?

 

柴田氏 音楽の権利やアーティストのプロモーションなどが学べる、かなりマニアックな専門学校でした。
就活時にはレコード会社に内定をいただいていたのですが、その頃iTunesが流行りだして、そのタイミングでCDが売れなくなってしまい、音楽は好きだけど仕事にするのは辛いかもという葛藤を抱き、インターネットで地元名古屋の会社を見ていたらエイチームが出てきました。
当時のエイチームは、着うた(R)や着メロ、またそれらのコンピレーションアルバム(様々なアルバムの中から特定のジャンルに絞り曲を集めてつくるアルバム)の販売を行う音楽レーベルを持っていて、面白い会社だなと思い面接を受けにいきました。

社長面接で林(林 高生エイチーム代表取締役社長)が、経営理念を自身の言葉で経験談に基いて語ってくれてその話に感銘を受け、生意気ですがこの会社で頑張ればとても良い人生を送れるのではないかという直感がして、ぜひお願いしますと言って採用していただきました。

 

ケン子 他社に内定が決まっていた中でとても運命的な出会いだったのですね!
エイチームに入られてからはどういう部署にいらっしゃたんですか?

 

柴田氏 はじめは音楽事業の部署で内定者アルバイトをしていましたが、その中でプロモーションに興味が湧き、希望を出してプロモーションチームに配属になりました。
主にガラケーの公式サイトの、アフェリエイト広告とリスティング広告の運用を2年間程担当しました。

一方で、エイチームには会社の制度として、社内事業コンテストがあったのですが、それに1年目から毎回必ず応募していたんですね。それで3年目の後半にコンテストのグランプリを獲って『ZeroApp』というツールサービスを立ち上げました。

 

▲「コンテストは頻繁にあるんですか?」「3ヶ月に一度開催しています。参加資格は全社員で毎回多くの案が起案されます。」

 

ケン子 1年目から毎回・・新規事業への熱が伺えます。柴田さんが新規事業に関わりたいと思ったきっかけはなんだったのですか?

 

柴田氏 新規事業に積極的な周りの先輩を見ていて、新しく事業を作っていくことの大切さを感じていたというのと、新規事業は不確定要素が多く、必ずしも優秀な人が生み出した事業が成功しているわけではないと思うので、そこで成功できるのはとても良い経験になると思い、毎回チャレンジしていました。

 

ケン子 新規事業に興味を持つ人は多いと思いますが、普段の業務もある中で何度もチャレンジをするのは負担が大きいですよね。

 

柴田氏 そうですね、でもいくらでも踏ん張り時ってあると思っています。
僕も暇ではなかったけれど笑、本気で新しい事業を作りたかったので、土日や平日の睡眠時間を削って作業をしていました。

 

▲苦ではありませんでした、楽しかったですね。

 

ただアイデアとかサービスはたくさん思いつくのですが、何年後にこのくらい利益を出してという数字の部分を詰めていくと、あれ?これ費用が絶対オーバーするな、など色々と矛盾が生まれてきて笑、そこの壁にぶつかることがはじめは多かったですね。

 

ケン子 そのタイミングで、PL(損益計算書)を意識して事業責任者の感覚を持たれていたんですね。

 

柴田氏 そうですね、とてもいい経験でした。今と比べたら扱っている金額は全く違いますが、構成してる数字は基本同じなので、考え方的にはその頃のことが今非常に役に立っているんじゃないかと思っています。

 

ケン子 ではグランプリを獲ってからは『ZeroApp』に専念されたのですか?

 

柴田氏 はい。『ZeroApp』は僕ともう一人の二人チームで起案しました。
僕が事業やサービスを考えて、もう一人はエンジニアだったのですが、同い年で話も合ったので、お互いの仕事の理解を深めるために僕はプログラムやコードのことを勉強したり、向こうもマーケや企画・プロモーションを勉強したりして進めていきました。

 

ケン子 なんだか楽しそうですね!起案後は人数が増えたのですか?

 

柴田氏 いえ、立ち上げてからしばらくは二人のままでした笑。売上が上がって利益が出るようになってメンバーが一人増えました。

サービスをリリースして目標KPIとして3年後に1000万ダウンロードを目指したり、売上や利益も設定していたのですが、実際4年後に1000万ダウンロードに到達して、売上も最終的には近いところまでいきました。もちろん途中で多少の軌道修正はしましたが、今思えば比較的順調に進んだように感じます。

 

▲『ZeroApp』の一つ”快眠サイクル時計”について、「私もこれ使ってました!!」と通販番組のテンションで話すカメラマンに笑う二人。

 

入社3年目で新規事業を立ち上げて、5年目に『ZeroApp』をはじめとするゲーム以外のアプリ事業がメディアサービス部として一つにまとまることになり、そこの部長に抜擢されて3人チームから一気に35人くらいのチームになりました笑。

 

ケン子 そうなんですね!いきなり笑。

 

柴田氏 はい笑。3人のとき僕はプレイヤーだったのですが、35人になると、3人のマネージャーといっしょにそれぞれの事業の舵取りをしていかないといけなく、今までマネジメントした経験がなかったので最初は正直困りました。

ただ、当時のマネージャーは僕より10歳程年が上の方々だったのですが、僕が大変だと分かってくれていて色々アドバイスをくれたり、とても親身になってくださったのですごく助かりました、有難かったです。

 

ケン子 周りも協力的だったのですね。信頼関係もあると思いますし、きっと柴田さんが仕事に真摯に向き合っていらっしゃったからこそなんですかね。

 

柴田氏 どうなんでしょうか。もちろん仕事はきちんとやっていたと思いますが、僕表にはあまり出さないタイプで。ただ、会社を裏切るようなことは絶対しないと、かなり強く思っているのでそこはわかってもらえていたのかなと思います。

 

ケン子 愛社精神がつよいのですね。

 

柴田氏 愛社精神とは少し違うかもしれませんが、自分と会社との境目がなくなってきていて、会社と自分が融合している感覚でした。
会社が辛かったら自分も辛いし、会社が良い時は自分も嬉しいしというものに近いです。

 

ケン子 経営層の感覚ですね。

 

柴田氏 そういう感覚に近づいてきているのかもしれませんね。

 

▲柴田さんに似合う、名古屋市が一望できるオフィス。
食堂のメニューボードには”ヴァルキリーコネクト”のキャラクターと”引越し侍”くんが!

 

 二か条 「ワンランク上を意識する!」


ケン子 そんな柴田さんが仕事をする上で大切にされていることってなんですか?

 

柴田氏 いくつかありますが、今できることとか、手持ちの札からは発想しないようにしています。
マーケティングでも、普段の仕事でもそうですが、自分のできる範囲で仕事をしてしまうと成長がないので、今の事業や会社にとってのベストをフラットに考えて、そこにいかに近づいていくかの手段や方法をできる限り考えて肉付けをして行くようにしています。

また、現場目線でマネジメントをするときには、必ず背伸びをした話をします。自分たちのステージより上の厳しい話や、まだうち早いんじゃないかなという感覚のところをやっていこうねと言っています。
例えば去年からニコニコ闘会議に出展しているのですが、他の参加企業さんに比べて、当時うちは規模感でいうと浮いていました。でも今これをやっておくと、来年、再来年以降とてもいい経験になると思ったので、今のうちのステージだと早いけれど挑戦しました。

 

ケン子 目標の置き方もそういった高い目線で?

 

柴田氏 そうですね、ただ自分だけで決めてそれが周りとずれていたら意味がないので、上司や経営陣など色々な人と相談して理想的な形を決めます。

 

ケン子 ワンランク上の視点を持つために、普段から意識されていることってありますか?

 

柴田氏 世の中のゲームだけじゃないエンターテインメント、大作映画等もそうですが、規模の大きいエンタメに触れて、自分達もそういうことができる立場にいるという思い込みや、感覚を持っているかもしれないです。
自分たちもやろうと思えばできるよねと、常に前向きな姿勢でいます。

 

ケン子 幅広い視点を持たれているのでしょうか?

 

柴田氏 ゲームで括らず、エンタメとかビジネスと言う視点で幅広く見るようにしているかもしれないですね。

 

ケン子 でも新しい挑戦がしたくても、数字で可視化できないものはなかなか手が出せないですよね。
そうすると見るべきものが全て二番煎じになってしまって、幅広い視点を持ち続けることって意外と難しいのかなって思います。

 

柴田氏 もちろんうちもプロモーションは細かく数字を追ってはいるのですが、そんな中でも新しいことは意識してやらないとできないと思います。
費用対効果が数字で見えづらいものに対しては、社内のプロデューサーや事業責任者となにを目的にしてなにが生まれるのかをきちんと話し合って、仮説を立てたうえで、みんなが納得すれば行います。基本的には、最初の段階で無理にそこの数値化はしないようにしています。

そうしたうえで一度実行して振り返ると、この部分改善したら次はこうなるよねとか、意外とこの数値に変化が出たねとかもあったりして、やってみたら見えてくるものってあるんですよね。じゃあ次回はそこをKPIにして数値目標を立ててみようとか、やればやるほど精度が上がってくると思うので、その繰り返しです。

 

ケン子 きちんと仮説を立てることと、定量化しすぎないことですね!

 

 

 三か条 「ブレずに冷静な判断をする!」


ケン子 ちなみに今課題に思われていることってありますか?

 

柴田氏 うちは海外展開に力を入れているのですが、今一部の国を除くと最低限のプロモーションしかできていないので、この今後一年くらいの間に日本で行っているような感覚で海外でもプロモーションが出来るようにしていきたいですね。

 

ケン子 今後海外にオフィスを持つとか・・・?

 

柴田氏 いえ、その予定は現時点ではないです。ただ開発拠点はベトナムにあります。
エイチームの中には様々な国のネイティブスタッフがいるので、そのスタッフと話しながら海外のプロモーションを行っています。プロモ専門ではないんですが、そこの国の感覚がわかる方といっしょに進めていますね。

 

ケン子 そうだったんですね!これまで仕事をしてきて感じた醍醐味ってなんですか?

 

柴田氏 もちろん上手くいったときは嬉しいんですが、モチベーションがずっと一定なんですよ僕。上手くいってるときも、そうでないときも。なので醍醐味と言われると難しいですね~。

 

ケン子 モチベーションが一定なのは働いていく中で培われたんですか?

 

柴田氏 モチベーションに関しては子供のころからそうですね。
落ち込む事もそんなにないし、今日すごく気分がいいなとかもないですね。一定という感じ笑。

 

ケン子 どんなときも冷静!

 

柴田氏 それはよく言われます。何を考えてるかわからない、とか笑。あまり一喜一憂しないです。

 

ケン子 ここでそんな柴田さんの・・・?

 

柴田氏 あっ、人生グラフですね!

 

ケン子 そうでございます!

 

 

ケン子 今もずっと上がり調子ですね!

 

柴田氏 できることの幅が広がっているし、年々成長できているな、良くなっているなという実感がありますね。
先程も言いましたがモチベーション(グラフ赤線)は変わらないです。結局何が起こっても、現実を受け止めてそこからなにをすべきかを考えています。今あるところからしかわからないし、考えられないので。

 

ケン子 わからないことすらわからない状態の人もいるじゃないですか。

 

▲決してケン子のことではない。

 

柴田氏 そこは明確にするようにしていますね。仕事においても、見えないものは見えるようにすればいいし、不安や疑心暗鬼になることがあれば誰かに聞けばいいしと、一つ一つ潰していきます。
自分よりも一つ上の目線で動いて行くと、毎回当たり前に新しい課題を乗り越えなければならないので、苦しいことがあったとしてもモチベーションは変わらないですね。それが当たり前なので。

ただ学生時代の後半に進路に少し悩んでいた時期があって、色んな選択肢があるなかで本当にいろいろ考えた時期でした。

 

ケン子 それが唯一あったグラフのへこんでいるところっていう。

 

柴田氏 そうですね。

 

▲決して壁が高ければ高いほどいいとか、困難なこと乗り越えることが好きというわけではないです。無いに越したことはないです笑。

 

ケン子 個人的な目標は置きますか?

 

柴田氏 入社した時に10年間の目標を置いていて、プライベートも含めて、新規事業はここ、マネージャーはここ、とだいたいその通りのタイミングで今きています。たまたまですが笑。

また、毎年元旦に今年の目標を置くようにしていて、今年やることを10個、あと3年後の状況も、なるべく具体的に書いています。それで次の年の元旦に振り返ってできていないものがあったら、次の年も続けるかあきらめるかを決めています。

 

ケン子 ロジカルー!

 

柴田氏 ルールを自分の中に持っておきたいタイプですね。
達成できなかったときは、今の自分にはそんな重要じゃないのかなと思ったり、その目標は自分に向いていなかったんだなと前向きに思うタイプです笑。切り分けていきます。

 

ケン子 ちなみに3年後は・・?

 

柴田氏 僕は必要とされている限りエイチームにずっといるつもりなので、エイチームの経営とか会社のこと全体を考えられる立場になっていたいなと思います。
今よりも、もっと上の視点で会社をよくできるようなことができればいいなと思います。

 

ケン子 その立場のなかでこだわりとかありますか?

 

柴田氏 ないですね。なにをするかよりも、どんな環境でどんな人と仕事をするかを僕は重要視します。
エイチームでできることが楽しいので。

 

ケン子 私も会社に社会にメンバーに貢献できる人になりたいです!本日は有難うございました。

 

次回はどこへ行こうかな・・・

 

 

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