どこへでも行けるドア
クロスプロモーションチームCroProのブログどんなブログ?

スマホゲームの
「マーケティングの有益な情報」をお届け!

スマホゲーム業界の「マーケティングに有益な情報」を徹底的にレポート! 世の中でもニッチだけど、とっても濃いメディアを目指しています。 ここでしか得られない貴重な業界情報満載です! ぜひご覧になってみてください。

トップページ > マーケのケン子さん > 第二回 株式会社gumi PR戦略統括 羽入田 新氏 「眼光紙背に徹す」の巻

第二回 株式会社gumi PR戦略統括 羽入田 新氏 「眼光紙背に徹す」の巻

 

おさらい~プロローグ~

ここでは、マーケのケン子さんこと新人マーケター見学が、生意気なゲームマーケターだった元彼を見返すべく、 スマホゲームの著名なマーケターから普段聞けない仕事の哲学や技を伺いマーケの知見を増やしつつ一人前のマーケタ ーへと爆速で成長していく物語である。

↓プロローグを漫画で読む
https://cropro.jp/doc/news/index? id=28

↓第一回 サイバーエージェント 宣伝本部 ゲームプロモーション室 室長 齋藤隼一氏
https://cropro.jp/doc/news/index? id=27

 

第二回

株式会社gumi PR戦略統括 羽入田 新氏

 

「眼光紙背に徹す」の巻


 

マーケのケン子さんが今回得た心得

一か条 「社内外を問わず互助精神を大切にすべし!」

二か条 「鉄壁のシミュレーションをすべし!」

三か条 「出会いに敏感になれ!」

 


前回予想以上に大反響をいただきました『マーケのケン子さん』。なんと第一回目の記事が700シェアを突破しました。 皆さま、ありがとうございます!!

そんなマーケのケン子さんの第二回目は、株式会社gumi PR戦略統括 羽入田 新氏です。

大先輩であるにも関わらず、気さくに冗談を交えながらお話をしてくださる羽入田氏。柔和な表情の奥の鋭い眼光は、 果てしなく遠くにあるビジョンを捉えているように感じました。gumiグループ各タイトルのPR戦略を担当する羽入田氏に、 マーケの新人としての心得全三か条をインタビューしてきましたよ!


* 眼光紙背に徹す:眼光紙背に徹すとは、書物に書いてあることを、表面だけでなく真意まで理解する ことのたとえ。©故事ことわざ辞典

 

 一か条 「社内外を問わず互助精神を大切にすべし!」


見学(以下、ケン子) 本日は宜しくお願いいたします。

 

羽入田氏 よろしくお願いいたします。

 

ケン子 早速ですが羽入田さんは、初めからゲーム業界を希望されていたんですか?

 

羽入田氏 いえ、大学を出てから、映画好きが高じて映画業界に入りました。ギャガという会社で3年間、映画の買い付けに関わっていたのですが、90年代中盤以降になるとセガサターンやプ レイステーションの登場で日本のゲーム業界が急成長し始めて、ゲームも元々好きでしたし、その成長産業の中に飛び込ん でみようと思い、スクウェア(現スクウェア・エニックス、以下スクエニ)に転職しました。

 

ケン子 スクエニではどんな仕事をされていたんですか?

 

羽入田氏 「ファイナルファンタジーX」など様々なコンシューマ向けタイトルのプロモーションを担当していました。スクエニにいた15年間の前半はコンシューマーゲームを担当していましたが、2001年の後半から本格的に「ファイナルファンタジーXI」を始めとするオンラインゲームのプロモーションやアライアンスパートナーとの様々な協業案件に携わりました。

 

ケン子 オンラインゲームの黎明期にいらっしゃったのですね。今の会社にはどうやって入られたんですか?

 

羽入田氏 スクエニでは大きくはないですが一つの組織を任されるようになり、数年が経っていたのですが、モバイルを含めたゲーム業界に地殻変動が起こり始めているのを感じていて、そろそろ後身に道を譲りたいなと思っていたこともあり、2010年秋にスクエニを退職しました。

 

▲「家族もいるんですけどね、やめてもなんとかなるさと思って。いつも”なんとかなるさ”というのは根底にありますね。真面目にやっていれば大丈夫だって・・・って、なんかかっこいいこと言ってんなぁ笑」 ケン子「フフフ笑」

 

ケン子 思い切った決断のあとに、大きな出会いもあったとか?

 

羽入田氏 はい。スクエニを辞めて2年近く経った頃に出会ったのがgumiです。その時のgumiはブラウザゲームで急成長していた頃でしたが、ブラウザが主流の時から國光(株式会社gumi代表取締役社長)はネイティブの時代が来ると言っていて、ゲーム業界の地殻変動を間近で実感できるのではないかと感じてgumiに入りました。

 

ケン子 なるほど。そうだったんですね!今まで大きなプロジェクトをいくつも経験されている羽入田さんが、仕事をする上で意識されていることはありますか?

 

羽入田氏 そうですね、どこにいても、どのプロジェクトに立ち向かう時も、チームとしてポジティブに立ち向かうぞ、攻めるぞ!というオーラを出すようにしています。
それは社内に限った話じゃなくて、共に仕事をする外部の、例えば広告会社の人たちもゲーム会社の人たちも、立場や役割は違いますが、ゲームを盛り上げてユーザーをたくさん集めて楽しんでもらうという共通の考え方のもとで1つのチームとしてやっているという意識を持っているので、仲間意識を大切にしてチーム全体のことを考えるようにしていますね。

 

ケン子 他社さんも含め、1つのチームとして考えることが大切なんですね。具体的にはどういうことをいつもされているのですか?

 

羽入田氏 信頼できる人たちだと判断すると、シンプルに「俺たちはチームだ」というようなことを最初に伝えますね。例えば何か問題が起きたとして、責任の所在なんてたいてい明らかなんで、そこで誰かを集中攻撃したりはしないですね。
チームとしてどう立ち向かうべきなのかを議論し、締めるところはビシッと締めて、あとは各々の能力を存分に発揮してくれ、といったスタンスです。やるぞオラ!的な感じですかね。
その一方で数字には細かいので、コスト面はネチネチと管理しますよ(笑)。

 

▲國光の下に、いいゲームを作る人たちがどんどん集まってきている印象がありますね。

 

 二か条 「鉄壁のシミュレーションをすべし!」


ケン子 素敵な考え方ですね!仕事に対するスタイルはスクエニ時代から変わりませんか?

 

羽入田氏 それも映画業界にいたときから変わらないかもしれないですね。 仕事って、これがこうなったら、次はこうして、っていう事前のイマジネーションが大事だと思うんですよね。
マーケターに限らず、それがすべてな気がします。

 

ケン子 職種に関係なくイマジネーションが大事?

 

羽入田氏 そうですね。映画の買い付けをしている時は、世の中にあふれる世界中の映画の中から、日本ではビデオにしかならない未公開の映画を買い付けてきて、レンタルビデオ屋に仕入れてもらうというビジネスに関わっていたんですが、買い付ける前に膨大な映画についての資料やビデオを見て日本で受け入れられそうなものを選定するということをしていたので、その時にまだ誰のフィルターも通っていないエンターテインメントコンテンツをユーザーへどのように見せ、届けるのかといった考え方は養われたと思います。

ゲームでも同じで、何かをやるときにはシミュレーションを徹底します。ビジュアルをこういう風にしたらどうだろうかとか、エクセルに数字をはめ込んでみたりして、想像力をフル回転させます。イマジネーションに頼るところが大きいですが、そうして考えた結果に確固たる自信を持つことができた時には、あとから後悔するような失敗は少ないですね。

 

ケン子 シミュレーションにどのくらいの時間を費やすんですか?

 

羽入田氏 ものにも寄りますが、どれも時間はかけますね。1本のゲームをリリースするにあたりどういった施策を打つか自分で考える時は半月くらいは費やすかなぁ。主に家で寝る前にパソコンを開いて考えます。僕バリバリ仕事を家に持ち帰るタイプなんで、それがいいのかどうかはちょっとわかんないですけど (笑)。

 

ケン子 おお〜。そういったイマジネーションを養うためにしてることってありますか?

 

羽入田氏 日々色んな場面で自分だったらどうするかといった妄想をすることですね。妄想大好きなんです(笑)
あと、イマジネーションをして得られたものが論理立てられているかというのは非常に大切です。

 

ケン子 というと・・・?

 

羽入田氏 例えばCMを数億円かけて打つときに、なんとなくこのクリエイティブでこの規模で投下するプランがいいと思うんだけどっていうのでは絶対に通用しないので、論理立てた資料作りに相当力を入れて、想定される疑問への回答も含め、理路整然と説明できるプランに仕上げます。

大きな会社の場合はCMを制作する時、ズラーッと並んだ役員を前にしてプレゼンをしなくちゃいけないんですよね。そんな時は完璧に理論武装していかないと歯が立たないので、前職時代の若かりし頃に随分鍛えられた気がしますね。

 

ケン子 感性と合理性を融合させるんですね!

 

▲(ノリで生きてきたケン子にはハードルが高そうだ・・・。)

 

ケン子 今の仕事の面白さ、醍醐味など教えてください。

 

羽入田氏 そういう意味で、僕は合理的な人間だと思っています。でも、何か企画を立てる際には僕だけの考えではなく、当然ゲームのプロデューサーの思いも考慮しますから、そのせめぎあいが大変です。お互いの落とし所を見つけて施策に落としていくところが、辛いところでもあり醍醐味でもありますね。

 

ケン子 CMなど効果が数字で見えづらいものはどのように見ていますか?

 

羽入田氏 CMの場合、同時期に様々な周辺施策も同時進行で実施するので、それ単体の効果測定はなかなか難しいですよね。
CMを打たない時期のアベレージを出しておいて、CMを含む大規模キャンペーンによる全体での押し上げはどうだったか、主要な数値を追うようにはしていますが…明確な効果測定については、これからの重要なテーマですね。

 

 三か条 「出会いに敏感になれ!」


ケン子 なるほど!理路整然と考えるということが少しずつ分かってきた気がします。では、最近よくマーケターの方で新しい施策に挑戦したいけれど似たようなものばかりで手詰まり感があると言うのを聞くんですが・・・。

 

羽入田氏 それはもう誰もが抱えてる問題ですよね。
集客する上でのアイデアをひねり出すのも僕らの仕事だと思うんですけど、結局はそれを一緒にひねり出せる広告会社だったりゲームメディアといった仲間がどれだけ社内外問わずいるかだと思います。常に同じモチベーションを高く持つ仲間とコンタクトを取っていれば自ずとアイデアはでてくるんじゃないでしょうか。大事なのは仲間を増やすことです。

 

ケン子 損得抜きで付き合える仲間がいることは心強いですね。

 

羽入田氏 そうですね。そういった仲間は多いですね。スクエニ時代は僕の周りはみんな音楽とプロレス好きばっかりが集まっていて(笑)そういう趣味やノリが合うと、少し友達感覚も残りつつ、より絆を深めて色んな形で一緒に仕事をすることができましたし、今の職場でも、熱くて真面目ないい仲間たちと出会えました。

『ブレイブ フロンティア』の*かおりんごとか、ほとんどみんなかなり年下の若者ですが(笑)、年齢性別関係なく付き合える柔軟さも必要なのかもしれませんね。
*かおりんご:エイリムの女性広報(Twitterはこちらhttps://twitter.com/karfum?lang=ja

 

▲「僕、意気投合するととても仲良くなる傾向があるので、濃い付き合いになる人は多いですね、もちろん変な意味ではなく笑。」  ケン子「ん・・・。」

 

ケン子 ここで、『マーケのケン子さん』恒例の「人生のGOOD/BADグラフ」を書いていただいていいですか?

 

羽入田氏 あっ、恒例なんだね。はい。

 

▲「新卒時代とスクエニ退社後のしばらくは辛抱の時でしたね。結果が伴うとやはりグラフは上がりますね」

 

ケン子 おお!”FF11”(『ファイナルファンタジーXI』) と”ブレフロ”( 『ブレイブ フロンティア』)のところでわかりやすく上昇していますね!

 

羽入田氏 やっぱり、ゲームとの出会いがいちばん大きいです。素晴らしいゲームと出会った時の「これだよこれ!」という感激を味わいたいのが、今でもこの業界にいる理由ですね。
『ブレイブ フロンティア』のみならずいいゲームを作る人たちがgumiにはたくさんいますし、これからも、面白いゲームを作るぞ!といった気概を持った人たちに出会えたら最高ですね。 人生って出会いですから。

 

ケン子 今のこの場所はゲームとの出会いに溢れた素晴らしい環境ですね。

 

羽入田氏 はい、あの時國光に出会って良かったなって、すごく思いますね。

・・・って、ここ文字にしておいてください笑。

 

ケン子 フフフ笑。何年後の展望とかありますか?

 

羽入田氏 育児をやり遂げたいぐらいで、特にないですね(笑)出会いってどこに転がってるかわからないので、若い人に言いたいのは、何年後にこうなりたいというプランを立ててもあまり意味がないかもしれないぞって事ですね。

出会いは急に来ますから。その時に自分でよーく考えて、何をしてどう生きていくか。いつも前向きで真面目、でもどこかにニュートラルな部分を持っていた方がいいと思いますよ。

 

ケン子 羽入田さんのようなカッコイイ大人に私もなりたいです!本日は有難うございました。

 

▲別れの時。最後の最後まで優しい気さくな方でした。

https://www.youtube.com/watch?v=SXmkNW6DuE8

▲「『ブレイブ フロンティア』の楽曲をバンドで演奏する《グランガイアサマナーズ》というバンドを組んで毎年夏のブレフロのイベントに出ています。動画が上がっているのでぜひ見てみてください。」

ドラム演奏している羽入田さん、かっこいい!必見です!

 

次回はどこへ行こうかな・・・

 

 

前の記事へ海外のネットワークとも繋がる『Zucks』をまるっと調査!
【超お得!CroProクーポン付】『Game Deets Ad』の事前予約サービスでユーザーのリテンション向上!次の記事へ
トップページにはマーケティング関連記事へのリンクが満載です。ぜひご覧ください。